メディアに掲載されていた中学受験情報
最近、立て続けに大手メディアで中学受験の情報が流れてきました。いろいろと事実関係がだいぶわかってきたという状況なのかもしれません。
【中学受験】小6の親が明かす「成功と後悔」2023〈朝日新聞EduA相談室〉
まずは朝日新聞系のEduAの座談会です。出演者は、清水章弘さんと矢野耕平さんという塾経営者に、編集部の葉山梢さんという組み合わせです。
期間が限定されていて、2023年3月15日(水)〜5月7日(日)までです。わりとあけすけに語っていて面白かったです。
とくに編集部の葉山さんは、2023年組のお母さんで、Twitterでもよく発信していました。清水さんが「お母さんとしてはどうでしたか?」と尋ねるシーンで、葉山さんがいろいろな感情を出さないようにしつつ、でも気持ちがあふれちゃうみたいなシーンがあって、同時期に受験親で、かつTwitterなどもみてきたものとしては、共感できるものがありました。
これを見ると、やっぱり今年の受験は人も増えて大変だったんだなあ、っていうことがわかります。最難関層は変わらずでも、それより下の偏差値の学校が難しくなっているようです。そして矢野さんはまた芝国際について怒ってました。
週刊文春、おおたとしまささんによる芝国際問題検証
「入試で考えられる『ミス』がすべて出てしまった」定員120人に対しのべ出願者4681名の“人気新設中学校”「芝国際」はなぜ炎上したのか
↑というタイトルの記事です。
2023年の中学受験をしている人は知っていると思いますが、そうでない人に簡単に説明しておきます。もともとは東京女子学園という女子校を、共学化して芝国際という新設校ができました。今年が初の入試で、新しい校舎と新しいカリキュラムでメディアでもけっこう注目されていました。
事前のアナウンスではそれなりにたくさんの合格者を出します、という触れ込みでした。新しい学校ですから偏差値もそれほど高くありませんので、受験者もかなり多かったようです。うちも一瞬、受験を考えました。
ところが実際に受験が始まってみると、合格者が全然でません。当時Twitter上でも話題になっていましたが、倍率が20倍や30倍という状態になっていました。合格者がしぼられてしまったのは、直前に行われた帰国子女の合格が多かった、という理由が挙げられていました。このあたりは、こちらの記事に詳しく出ています。
今年に関しては、良くも悪くも芝国際が話題をさらっていった感じです。受験時に新設校を選ぶことのリスクとかは知っておく方がいいと思います。