中学受験での入試60日を切った直前期の過ごし方

サピックスオープンや四谷大塚の合不合判定テストなど、主要な模試がほぼ終わり、いよいよ東京・神奈川入試まで60日を切りました。

この段階にくると、もう模試の成績(偏差値)は、あまり気にしてもしょうがない、という気がします。模試の問題は広くオールラウンドに出題されるものですから、それが受験校に合っているとは限りません。最終的には出題校の試験で点を取れればいいので、オールラウンドな出題の模試で点を取れたとか取れないとかは関係ありません(ということを何度も書いていますが)。

6年生のはじめなら全方位で得点をとれることを目指してもいいかと思いますが、この段階にくるととにかく入試にアジャストすることが大切だと思います。そこで受験までの短い期間でできること、対策について考えます。

受験校の出題ジャンルをチェックする

直前期になれば過去問も行っていると思います。過去問を数年分見れば、その学校で出題されるジャンルがわかります。声の教育社の赤本なら「出題範囲の分析表」がついていて、出題されるジャンルが一覧でわかります。

これを4教科分、第1志望校だけでなく、第2志望校、第3志望校なども全部やっておくべきでしょう。そしてまずは得意不得意のチェックです。模試の成績や、過去問のできを見て、子どもの苦手分野があればそこを集中的におさえるようにするのがよいでしょう。

やさしい問題を確実にとる

この時期になって今さら急に算数の難題ができるようになるとは限りません。それよりも簡単で落としがちな問題を確実にとれるようになることが重要だったりします。

例えば国語の漢字や、算数の簡単な計算など、これさえできていれば1点とれるといった問題を確実にとることは重要です。うちは国語の漢字と知識でよく得点を落としがちだったので、ここを重視しました。ぎりぎりまで漢字と知識を学習させました。

また理科や社会の基本的な知識問題は、知識がなければ得点できません。理科・社会が苦手だった場合には、基礎的な情報をまとめます。四谷大塚系なら「四科のまとめ」、サピックスなら「コアプラス」、日能研なら「メモリーチェック」などで知識の再確認を徹底するといいと思います。

怒ったりしないで過ごす

これは実技的なものではないんですが、直前になっても子どもがやる気を見せなかったりすることに、親がカリカリすることがあります。でも、それで子どもに怒ってもあまりいいことはありません。

親が怒ると子どもは反抗します。喧嘩によって、時間のロスが生まれます。喧嘩しても15分ですぐに勉強に戻れるわけではありません。下手したら2時間や3時間、悪ければその日はもう勉強できなくなることがあります。

勉強させようと思って叱ったことが、逆に勉強を阻害する結果になったりします。

喧嘩してもたぶん誰も幸せにならないので、子どもをポジティブにはげましつつ、親もゆとりをもって、あと50日あまりを過ごすことに注力してください。

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