入試直前期で過去問で合格点がとれてなくて困っているとき

秋口から過去問に取り組んで、入試まであと40日に迫ってきて「まだ志望校の合格最低点に届かない」と嘆いている投稿をよく見ます。

「志望校を変えた方がいいでしょうか?」といった質問もよく見ます。でも、「直前になって、志望校に全振りして過去問を徹底したら合格した」という答えもよく見ます。

わが家での例

うちの例で言うと、進学した学校の過去問では一度も最低点に届いていませんでした。たぶん3年分くらいしかやっていません。

第1志望校は、塾の冠講座に通っていたので(早稲アカのNNですね)、そこで過去問や直前模試をやっていたため、第1志望の過去問はあまりやりませんでした(あとになって、やっておいたほうがよかった、とも思いましたが)。

正月特訓ではそっくりテストという模試を受けて、合格可能性は35%という成績。内容を精査したら、なんとかひっかかるかもという感じだったのですが、最終的には届きませんでした。

でも、秋口からずっと第1志望校の算数過去問集を地味にやっていたので、算数の成績が上がってきたようで、結果的に持ち偏差値より高い学校の合格を得ることができました。

まあ、わが家の結果はしょせんN=1のデータに過ぎませんが、SNSなどでの情報も踏まえて、過去問で合格点に届いていない場合について検討してみます。

とにかく過去問を徹底的にやりこみ、復習する

多くの成功例では過去問をとにかくやりこんでいます。出題のジャンルとパターンを徹底的におさえて、本番でもあわてないくらいの対策を施しています。第1志望校(熱望校?)では10〜15年くらいやっている例をよく見ます。

これは採点して間違った問題は、塾できいたり、赤本の解答例をしっかり読み込むなど、たぶん子どもだけでは無理な対応が必要になると思います。

また過去問は一度に全教科やらなくても、科目ごとにトライしても大丈夫なようです。社会などは「あまり古いと役立たない」といわれがちですが、それはニュースの一部の話で、出題パターンなどは大きく変わらないし、基礎知識も変わらないので、そのあたりの情報はスルーして、とにかく実践と復習を繰り返して、しみこませるというのが王道なようです。

本命以外は問題の傾向が似たところを選ぶ

過去問は学校ごとに明らかに傾向があります。ストレートな知識系の基本問題を出す学校、問題を読んで思考が必要な学校など、明らかに傾向があります。以前にも書きましたが、出題されるジャンルも学校ごとに違いがあります。

例えば本命の学校が記述重視などの特徴がある場合は、抑え校がスピード重視の知識系だとちょっとつらくなってきます。

抑え校に選んだ学校の問題を一度も見ないということはないと思いますが、四谷大塚の「過去問データベース」などから、抑え校の過去問を親が見て、あまりに傾向が違うなら(子どもが苦手そうなら)、受験校を変更する必要もあると思います。

四谷大塚過去問データベース

小学校に行く時間を削減して時間を捻出する

中学受験組は1月になると小学校にいかなくなる例も少なくありません。というか、過去問をびっしりやろうと思ったら、とてもじゃないですが時間が足りません。

1月の約4週間は、もう学校に行かないという方法もありだと思います(うちはほぼ行かないで時間を捻出しました)。

ただし、それには環境が問題になりますね。たいていは親が自宅にいるとか、塾の自習室などが使えるなどの条件が必要です。

親が共働きで自習室などが使えないとなると、自宅で一人で勉強できるように習慣づけておくか、いっそ外部のコワーキングなどを借りて勉強させるかなどの対策が必要です。なかには自習室を使いたいがために、個別指導塾を1コマだけ受講したという人もいます。

あと40日くらいですが、子どもは、長時間の勉強でだいぶ疲れもたまってきています。本番直前で体調を崩さないように、睡眠と食事はしっかりとらせてあげてください。

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