過去問との相性はけっこう大切
この時期、各塾の模擬試験(四谷大塚の合不合判定テストやサピックスオープンなど)もいよいよ最後になってきます。
ただ、もう受験まで100日を切った段階では、模試の点数や偏差値はあまり気にしなくてもいいように思います。模試の結果が悪かったとしても、気にすべきは、数値ではなく、どこができてどこができなかったかという点じゃないかと思います。
模試は各ジャンルがオールラウンドに出題されますので、志望校の入試に出題されない単元がでていることもあります。この時期に来たら、そういうところはできてなくてもいいので、得点や偏差値もそこまで気にしなくてもいい、ということです。
むしろこの時期、気にするのは過去問です。志望校の過去問でできいなかった問題のチェックが大切だと思います。それを丹念に行うことで、1点2点を積み重ねたいところです。
要するに入試は志望校の試験で、合格定員数に入る順位を取ればいいだけです。満点を取る必要もないし、その学校のテストに出ない単元ができなくてもかまわないわけです。
で、実際に過去問にトライすると、明らかに問題が合わないという学校がでてきます。入試問題と子どもの相性というものがあります。
例えば、ひとつひとつの難易度は高くないが問題が大量で速度が必要になる試験と、問題数は多くはないがじっくり考えて式の経過や考え方などをしっかり記述しなければならない試験など、学校によっては傾向がまったく正反対だったりします。
偏差値や校風だけをみて、学校の候補として選んでいても、過去問をやってみたら全く合わなかったという例は案外少なくありません。
わが家の例でも、抑え校として考えていた学校の過去問がまったく合わず、全然点数がとれなかったので、受験を見送ったりしました。過去問の相性ばかりはやってみないとわからないので、受験候補として考えている学校があるなら、一度は過去問をやってみたほうがいいと思います。
と考えていたら、Xでちょうどこのような投稿を見つけました。