3/4日に行われたSAPIXの中学入試分析会に行ってきました。会場は渋谷のさくらホールというところで、満員でした。母が7割、父が3割くらいで(あるいは6:4)、「けっこうお父さん多いなあ」という印象を受けました。
全体の構成としては、2024年の中学受験の傾向と、各教科(4教科)の入試問題のトピックスなどでした。
総論については下記のような感じでした。
- 安全志向が高まった。できるだけ早い段階で合格できるようにプランニングしている。各学校の最終回の入試が厳しくなって、合格者がかなり絞られている
- 女子は上位層の志望が多様化し、桜蔭と渋谷幕張が同時に第1志望などとなっていて、どこで安全校を挟むのかもポイントになる
- 男子は大きな動向変化がなく、駒場東邦と早稲田が増えたと言った程度。筑駒の学区域が広がって増えるかと予想されたが、そんなに増えなかった。むしろ例年は繰り上げ合格がないのに、今年はだいぶでた。開成と筑駒に両方合格して開成を選ぶ人が増えたのではないかと推定される
また学校選びについても語られていました。
- 学校選びは実際に足を運んでほしい。塾としては学校とお子さんとのミスマッチが怖いと思っている
- 学校改革は目立つし報道されることも多いが、変わらないよさもある。変わらないことは報道されることがないので、注目されることが少ないが、それだけ完成されているということでもある
- 学校選びは偏差値を過信しない。偏差値の高さは人気の高さまではなるが、わが子に会うとは限らない
ほかに受験パターンでは、「チャレンジ校、合格適正校、安全校でバランスをとる」などのことが語られていました。
あとは各教科ごとの詳しい試験問題のトレンドなどについての話でした。この教科ごとの解説はちょっと長くて眠くなりましたw
当日はいくつかの資料をもらいました。メイン資料の「中学受験ドキュメント&教科別入試問題分析」(今年の入試トレンドと各教科の問題例など)に加え、「合格力判定資料」(年度別の偏差値と合格率表)、「入試合格実績」(各中学の合格人数の表)でした。
それぞれ興味深い資料だったので、あとでもうちょっと読み込んでみたいと思います。
配付された資料を見て「へえ」って思ったのは「第35期在籍6436名」って書いてあったことです。もっとたくさんいそうな気がしていたんですが、そうでもないんですね。
たしかに首都圏の中学受験生全体で65600人だそうですから、SAPIXで10%くらいなんですね。