「わが子が伸びる中高一貫校&塾&小学校」はかなり詳細なデータだった

週刊ダイヤモンドの2023・04/14・22合併号で中学(小学)受験特集が組まれていました。

はじめは楽天マガジンに掲載されているということで、それで読んでみたんですが、内容がイマイチよくつながりません。よくよく見ると、掲載されているページが飛んでいました。

楽天マガジンに掲載されているのは、ダイジェスト版なんですね。こういうことがあるとは全然知りませんでした。広告やジャニーズ系記事が掲載されないことはよくあるんですが、こんあこともあるんですね。それでアマゾンでデジタル版を購入しました。

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かなり詳細なデータがまとまっていて、なかなか興味深い内容でした。

Part1 最新入試分析

中受ブームが過熱し、過去最高の受験者数になったという内容でした。ここでも見出しとなったのは、芝国際のことでした。問題になったポイントがけっこう詳しく書かれていました。

そのほか、首都圏伝統女子校が復活している点に注目していました。跡見学園、恵泉、実践、三輪田学園、山脇などの受験者数が伸びていることが記載されています。

また、ここ数年の有名私大が難化していたため、付属校ブームが起きていましたが、少し落ち着きを見せているといいます。今年は前年に比べて減っている学校が多いものの、「早慶は別格の存在」といっています。早慶は本命受験者が多いので、戦いは熾烈なものになっているそうです。

これは実際にまわりの様子を見てもそのとおりで、早慶を目指している人たちは、開成などの最難関進学校にはほとんど興味を示していませんでした。早慶じゃなければ、MARCHなどの付属を狙っているという形で、付属校路線の人はけっこう明確でした。

そのほか、関西や東海など他地域の情報も記載されています。それから小学校受験についての記事もありますが、このへんの情報はまったくわかっていないのでふれません。

Part2 レバレッジ度ランキング

レバレッジ度は、入学時は入りやすいが、大学受験では難関大学に数多く合格する、そんな「レバレッジ」が利く「お得な学校」を評価するもののようです。

ざっくりと総合の上位ランキングを見ると、基本的には入学時偏差値がかなり低いところが、どうしても上位にくるようです。日能研偏差値で30〜40台の学校が大半です。まあ、伸び率だけ考えたらそういう結果になりますよね。

ただし、首都圏上位校(50〜59)、首都圏難関校(60〜)というランキングも別途用意されています。

これも入学時偏差値は日能研の偏差値、卒業時偏差値は駿台のデータを使って、それらから伸長度を算出しているだけなので、入り口が低い方が優位になるとは思います。

ただそれぞれの表には、難関大学の合格者数も記載されていて、それと合わせてみる方がわかりやすいです。

たとえば、上位校1位の公文国際学園は、卒業者166人で、東大6、東工大2で、早稲田28、慶應33ですが、GMARCHは151です。

同じランキングで7位の攻玉社は、卒業者222人で、東大12、東工大12、早稲田95、慶応77、GMARCH271です。

どう見ても攻玉社のほうが難関大に合格している人が多いのですが、学力伸長度だけでない、付属データを見るとおもしろいです。

また「大学グループ別ランキング」もあり、「難関国立大学」では偏差値55以上の中間一貫校でランキングしています。

こちらは大学進学別のリストですね。これも入り口の低い学校のほうが有利ですが、大学が絞られている分ある程度わかりやすいランキングになっています。

ほかに早慶上理のランキング、GMARCHのランキングなども掲載されています。いろいろ細かく掲載されているので、おもしろくチェックできました。

Part3 「絶対合格の塾」の選び方

今回の特集のなかで、一番面白かったのがこのパートでした。塾ごとにボリュームゾーンが違うことや、その内容などがけっこう細かく記述されています。

首都圏でいえば、やっぱりSAPIXの実績が圧倒的に強く、それに続いて早稲田アカデミー、四谷大塚という感じで、日能研は中堅層にまで幅広く広げているようです。

難関校の合格実績も、やっぱりSAPIXはすごいですね。

たとえば聖光学院でみると1回と2回の合格者数は約340人なんですが、

日能研:34、SAPIX:243、四谷大塚:64、早稲田アカデミー:80

となっています。進学率は別でしょうけど、クラスで統計を取ったら、SAPIX率がめっちゃ高いってことになりますよね。

これが偏差値50〜55くらいの中堅校になってくると、四谷や日能研の数が増えてきます。そうした塾のボリュームゾーンがどのへんになるのかが塾選択のポイントにもなりそうです。

また、グノーブルや希学園、エルカミノなどの、比較的新しい塾についても詳しく書いてあります。

塾選びについては、小川大介(教育家)×西村則康(名門指導会代表)の対談が、役立ちます。

Part4 我が子が伸びる学習法&親の心がまえ

ここはまず「中受のコストを徹底検証」が参考になります。「コスパで考える学歴攻略法」を書いた藤沢数希さんのインタビューが興味深かったです。この人は、以前「SAPIXの中央値はMARCH」というツイートが話題になっていましたが、お金やコスパと中学受験についての話はおもしろかったです。

また塾ごとの標準的な費用や、塾と個別指導塾との併用でどれくらいかかるか、などのデータを調べた記事もあります。

特集の終わりは、おおたとしまささんの記事でした。「私立中高一貫へ通う新の意義は、私学が持つ美美学にこそあり」という内容でした。

コスパで考える中学受験とは違い、偏差値でもなく、私学の美学で学校を選ぼうという話です。これはこれでなかなかいい話でした。

買うべきはこれから中学受験を考える層

この本、雑誌の特集記事としてはかなり充実しています。ただ6年生の親が読んでも、いまさらあまり意味がないかもしれません。

もちろん学校のレバレッジうんぬんは興味深いところですが、学校の選択方法はそこじゃないと思うんで、参考程度ですよね。

それより、これから中学受験しようと考えている3〜4年生の親が、いろいろな中学受験の本を読んだ上で、実際の塾選びに役立つのではないかと思います。あるいは今いっている塾がどうなの?と思っている5年生くらいの親にもいいかもしれません。中学受験の全体像が見えてくると思います。

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