「中学受験の舞台裏」と「進学校に進むメリット」
いよいよ受験も近くなって、中学受験に関するいろいろな記事がでてくるようになってきました。
「御三家」合格者の親子が語る過熱する中学受験の舞台裏
「御三家」合格者の親子が語る過熱する中学受験の舞台裏、というタイトルがついた記事がWedgeのサイトで公開されていました。
取材を受けている人の発言は、子どもが御三家に合格しているにもかかわらずわりとネガディブでした。
「課金したからと言って、学力が〝爆上がり〟することはありません。塾が無理してやらせるカリキュラムに踊らされず、しゅくしゅくとやるしかない。親が塾に踊らされたらおしまい。これだけお金をかけたのだから偏差値の高い中学に入ってほしい、という考えを捨てたほうがいいと思うのです」
正論っぽいところもあるけど、どうかなあ、と思わせる発言もあります。
「息子は国語の成績が悪いまま。個別塾に通ってもがいても〝爆伸び〟することはないと悟りました。年間300万円もかけて意味がなかったと思います。やりきったけど、無駄なお金だった。人間、得意なことしかしないのだから、得意なことを伸ばしたほうがいい。
受験を終えてから思うのは、メインの塾についていけずに個別塾に通うくらいなら、その塾をやめたほうがいいということ。無理に御三家を狙わないほうがいい。受験の渦中にいると、親が頑張らせればなんとかなると思いがちですが、それは落とし穴。本人にやる気がないと意味がないのです。
課金が全部意味ないとは思うんですよね。得意なことだけやるより、苦手を潰す方が効果は高いと思うんです。得意科目を伸ばすっていっても得意なんだからそれこそ爆上がりはしないと思うんです。それより不得意科目の簡単なミスを減らす方が、得点は上がりやすくて合格には効果的なんじゃないかと思います。
うちは課金するほどの財力がなかったのですが、メインの塾でうまくいかないなら、個別塾で補習するのも悪い手ではないと思うんです。塾の進度にうまく合わないなら、個別塾などで学習して追いつくようにするのも効果的なんじゃないかと思います。少なくとも意味がないってことはないと思います。
無理に御三家を狙わない方がいい、はその通りだと思います。ただ、子ども本人が望んでしまったときは、狙わすしかないでしょうね。うちもそんな感じでした。
ほかにも取材されている人もいますが、まあ、こういう人もいるんだなあ、という感じで読みました。オンラインで読めるので、よければどうぞ。
私立中学に行くことのメリット
X(Twitter)では「中学受験を考える塾長」という人がいます。発言がときどき偏っていて、びっくりすることもありますが、逆に的を射ていることもあってつかみどころがありません。
ただ、このブログ記事にあった内容の後半はほぼ同意できます。
「先輩が東大に合格した」「自分よりできる子が沢山いる」「周りがきちんと勉強している」といった同じ目的を持つ周りの友人環境こそが勉強へのやる気を高め、希望の大学を目指す糧となります。
実際子どもを見ていても、試験前になると、友達と一緒に学校に残って勉強していたりします。どれだけ勉強しているのかはわからないですが、一緒にやっている友達たちは、うちの子よりも成績のいい学年でも上位の子たちばかりです。
そういう子たちと一緒になって、学習しているっていうのはいいことのように思います。部活も楽しそうにやっているし、まあまあそこそこに勉強もついていけているようなので、楽しく順調に学校生活を楽しんでくれたらと思います。子どもが楽しげに通えるかどうかは、事前に調べてみても正解がなく、いってみないとわからないことなので、そういう意味では中学受験はある意味賭けだな、と思わなくもないです。