偏差値が伸び悩んだときに成績を向上させる方法

中学受験業界では有名な森上教育研究所の森上展安さんの『10歳の選択──中学受験の教育論』(ダイヤモンド社)を読みました。その中に「正答率から見た成績向上法」という記事がありました。

合不合などの模擬試験の結果がでるときには、各問題について何パーセントの人が正解しているかを示す正答率が示されます。この正答率と偏差値には相関関係があって、「正答率50%の問題が全部クリアできていれば偏差値50」、「正答率40%の問題が全部クリアできていれば偏差値60」になるということを導き出したそうです。

逆に言うと、偏差値50の受験生なら、正答率50%問題はクリアすべきということになります。

偏差値と正答率の相関

100ー偏差値=クリアすべき正答率の問題

実際に模擬試験の正答率を見てみると、正答率が50%以上の問題でも落としていることがあり、逆に正答率の低い問題でもとれていることがあります。つまり正答率50%以上の問題を確実にとれるようにすれば、もっと偏差値は伸びることになります。

そして、高正答率の問題でも落としているのはどんな単元かをチェックすれば、そこは子どもの理解度の低い単元だと言うことがわかります。うちの場合は、国語の漢字や知識の問題をいつも落としていました。あとは理科の生物(とくに植物)や、電気の単元を苦手としていました。

今になってみれば、苦手単元を重点的に抑えるようにしておけば、たぶんもうちょっと偏差値は上がったんじゃないかと思っています。ただ、内の場合には結果的には進学した学校に合格できて楽しく通っているので、第1志望がとれなくても結果オーライではあったのですが。

書籍としては2009年発売ですので、ちょっと古いですが、内容的にはしっかりしていて、読み応えのある書籍でした。興味が出た方はぜひ書籍をあたってみてください。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です