志望校選びの基本になりそうな「中学受験 子どもの人生を本気で考えた受験校選び戦略」
子どもにマッチしそうな受験校を選択するための考察が書かれています。要するに偏差値だけで選ぶのではなく、「共学か別学」か、「進学校か付属校」か、「管理型か自由形」かを踏まえて学校選びをしようという本です。
それぞれのメリットとデメリットが記載されているので、自分の子どもがどのタイプがいいのかを選ぶのがわかりやすいと思います。
書籍的に言えば各章の終わりにその単元の主要な項目をまとめてあるのが、ちょっと新しいです。
特に第2章の「受験校選びの失敗は人生の失敗につながる!」というパートでは、各学校の高風の違いが記載されています。御三家クラスの学校しかないのが残念ですが、同じような御三家クラスの学校でも校風がずいぶん違うことがわかります。
校風ってけっこうわかりにくくて、校風マトリクスあたりでわかるのは上位校ばかりです。もう少し広い範囲で校風がわかるようなサイトとかがあればいいんですけどね。
子どもが学校に通うようになって、実際に通ってる学校の校風があっていて、楽しそうに通っているのを見ると「校風って大事だなあ」って本当に思いました。
この本は中学受験の志望校選びの考え方を整理するのにちょうどいいと思います。5年生や6年生になったときにはぜひ読んでおくといいと思いました。