合不合の成績には一喜一憂しないで復習に主眼をおくほうが幸せ
今日は第1回の合不合のようですね。6年生になっての大きなテストですし、志望校の合格率判定もでるしで、成績は気になるところです。
でも、これって「今のポジションの目安になる」くらいの印象で、一喜一憂しないほうがいいように思います。特に第1回は、学習進度の違いで、「四谷・早稲アカ生は、偏差値が高く出がち」という話もありました。
中間層だったうちの子どもも第1回では、偏差値60超えになって、このまま上がり続けて上位層までいけるのかとちょっと夢を見ました。
でも、そう簡単にはいかず、6年生の4月からピッチを上げてくる子どもが多くなり、全体の位置は下がり始めました。
とくにうちの場合は、理科と社会の取り組みが遅く、夏以降もなかなか仕上がらなかったのです。そうなると中間層をキープするのが精一杯になりました。
その後、6年の後半戦から過去問をやるようになって、解き直しが義務づけられるようになり、最後に受験を終えて気づきました。
- 合不合の成績は良くても悪くても、あまり気にしない(偏差値60の次が50以下なんてこともよくある)
- 合不合の正答率を見て、50%以上ができているのに間違えた、というような問題の単元をチェックする。その問題の解き直しと、その単元の見直し(たとえば四谷の動画を見直すとか、予シリを見直すとか)を行う。
- 間違えた問題のノートを作っておく。
この程度なら、日々の宿題の合間にでもできると思うのです。たぶん、この工程を踏むことで、苦手単元などが明確になっていくので、あとで見直すときの参考になると思います。
とにかく夏休み前までの前半では、理科や社会、あと漢字や知識、計算といったところをとにかくぎゅっとやっておくほうがいいと思います。合不合の成績に一喜一憂するよりもあとで幸せになります。上位層の方たちはこのへんがしっかりクリアされています。
そもそも合不合の合格判定は、しょせんはそのときのテストの偏差値で出しているだけです。後半になって、過去問に取り組むようになるとわかりますが、偏差値だけではない問題との相性は絶対的にあります。
偏差値では全然クリアしていても、問題と相性が悪くて全然点が取れないこともよくあります。逆に偏差値は足りなくても、問題の相性が合うこともあります。
最後の直前期は、志望校でよく出る単元をチェックして、そこの単元を重点的に抑えたりもします。もう時間的に、全部の単元をおさえることができない状態だと、苦手単元をつぶしていくのがポイントになります。そのときに苦手単元がチェックされていると、効率的に学習できます。
たぶん、6年の前半にこれができていれば、うちは中間層から抜け出せたかもしれないと、今になれば思います。まだ全然時間はありますのでぜひ。