中学受験用の参考図書(算数と国語)を買ってみたものの

塾の宿題をこなすだけで精一杯のわが家なので、基本的にはテキストは早稲アカのものだけですましています。ただ、自分が気になったテキストもあるので、少しだけ買ったりもしています。

中学受験 塾技100算数

算数については5年くらいまでは子どもに説明したりしていました。当時、親が教えるための参考書としてブログなどで評判のよかった「中学受験 塾技100算数」(文英堂)を買いました。

ただ5年のときには、これを利用して解説することもなく、今は解説で足りないときは、動画を見たり、先生に聞くようにするとかして解決しています(そのほうが解法の違いとかで混乱しないらしい)。

でも、この本を今見てみるとすごく良いテキストで、解法がきれいにまとまっていてポイントが抑えられる気がします。チャレンジ問題なども有益そうな気がします。子どもにゆとりがあったらぜひこれをやらせてみたいなって思うテキストです。

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でも、これを取り入れる余裕なんてあるかなあ? 夏休みを過ぎたら、塾などでは過去問とかに取り組むから、そうなるともう無理っぽいです。こういうのってみんなどうやって取り入れているんでしょうね?

中学受験国語 秘伝 文章読解の鉄則

国語もSNSなどで定評のあった「中学受験国語 文章読解の鉄則 増補改訂版」(エール出版社)を買ってみました。うちは国語の漢字や知識はまったくだめなんですが、読解はわりと得点できています。

ただ、解法を理解しているのではなく、なんとなくで答えている節があります。そこでもう少し具体的なやり方とかメソッドを理解できたらと思って買いました。

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これ、読むとすごいいいことが書いてあるんです。ふつうの参考書とは違って、かなり細かくいろいろな情報が載っています。問題文の書き込みの仕方や、接続後を記号がするなど、いろいろ役立つ知識がたくさん満載です。

たぶん、これは国語を教える人が読んだらすごく参考になると思うんです。国語の先生や親とか。すごくいい授業ができそうな気がしますw

でもデザイン、レイアウトがかなり厳しいです。まずフォントが小さいし、行間も狭いし、見出しもわかりにくい。人の目が一行で認識できる文字数は限られていて、このフォントサイズでは一行に50文字以上入る感じになっていて長すぎます。読みにくいです。ぎゅうぎゅうです。

内容的には子どもが直接読むのがいちばんいいと思うんですが、この体裁では子どもには無理じゃないかと思います。

わたしはたまたま本業が編集やらデザインなので、このへんはとても気になります。たぶん書籍を設計した編集者が、最初は予算もなくて、制作費を抑えるためにページ数を減らしたりするようにしたためだとは思います。大手出版社ではないので、わからなくはないです。

でも、今となってはたぶんそれなりに売れていて「増補改訂版」になっているので、同じソースでリメイクすればいいのにって思います。塾技と同じようなB5サイズにして、デザインを変えて作り直せば、たぶんそれなりに売れると思うんですよね。出版業界的にはこの手のワンソース・マルチユースってふつうになってきているので。すごくもったいないです。

って、最後は余計な話になってしまいました。この参考書類をなんとか活かせたらいいんですが、時間と子どものやる気の問題があって難しそうですね。うーむ。

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    中学受験用の参考図書(算数と国語)を買ってみたものの” に対して2件のコメントがあります。

    1. ポーシャ より:

      はじめまして。Wアカに通う小6生の母で、書籍編集の仕事をしている者です。
      私も『中学受験国語 文章読解の鉄則 増補改訂版』を購入して、その読みにくさに閉口していたクチなので、思わずコメントしてしまいました!良書なのに、もったいないですよね。うちの出版社から新装改訂版を出させて!といつも思ってしまいます。笑

      1. tk より:

        コメントありがとうございます。そうなんですよね、本当に残念です。ぜひよいデザイン・構成で出してほしいですね。著者に届けばいいんですが……。

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