NNの前期に通うべきか問題
5月の下旬になると、早稲田アカデミーの「NNオープンテスト」の2回目が行われます。無料で受けられるので、NN開成やNN桜蔭など冠のついた学校を志望しているなら受けておきたいテストです。
NNオープンテストはNNの講座の入会資格テストでもあるので、合格すると日曜日のNN講習を受けることが可能になります。
うちは去年、2回目のNNで入会資格が得られて、早稲田アカデミーの先生にも後押しされて通い始めました。
これらの最難関校を目指していて、その準備をしてきた偏差値の人は行くのはいいと思うんです。NNはその学校独自の問題に対応する授業をするので、早くから対策がとれるという利点があります。
でもうちみたいに、たまたま合格基準に入った程度の中間層では「受けないほうが良かった」と思っています。
1 基礎固めが全然終わってない(うちの場合は特に理科、社会)
2 後半になるとまとめて基礎を勉強する時間がとりにくい(過去問が始まる)
3 通学の時間がかなり大きい(往復で3時間通学にかかりました)
GWがあけて、夏休みが始まる(あるいは夏休み明け)までの期間で、なんとか理科、社会、漢字などの基礎的な情報をしっかり抑えておくほうを重視すべきでした。
学校別の対策は、秋からの過去問対策やNN後期でやっていけば十分でした。基礎がないままで、NNの講座を受けるよりは、地道な基礎学習をしておくべきでした。たぶん、そのほうが効率的だったと思います。
NNオープンのテストは受けた方がいいけど、安定してY60〜63以上を出せるようでなければ、NNの前期よりは基礎固めを重視した方がいいと思います。
NNオープンの午前・午後受験は、本番に役立つ
NNオープンは無料で複数回受験できます。午前中に受けたあとに、午後に別校舎で他の学校のNNオープンを受けることが可能です(自宅で受けることもできますが)。この午前と午後の試験のはしごは、一度体験するといいかもしれません。本番の入試では、午前と午後で受験することが多いので、連続テストを一度体験しておくと、入試のときに「前に経験したよね」といえて、子どもが安心して取り組めます。