子どもがやる気を見せず親が焦ってしまう現象
模試も残り少なくなってきて、いよいよ受験が近づいてきているのに、成績は上がらず焦りがでてきます(親に)。
ネット上に広がる悲痛な親の声
中学受験のブログや、X(Twitter)、LINEのオープンチャットなどでも、受験生親の叫びが聞こえてきます。どちらかというと親が音を上げているパターンが多かったです。
- 子どもがやる気を見せない
- 何時間も座っているのに1ページしか進んでいない
- 反抗期で親のいうことをきかない
- ゲームやYoutubeから離れられなくて勉強しない
- 偏差値が下がる一方でもう親がもたない
去年の今頃、うちも同じような状態でした。NNOPや合不合の成績も芳しくなく、塾から連絡が来て面接をするほどでした。
ゲームやYoutubeについては、7月頃に本人がiPadを自粛してきたので、TVで見るYoutubeのみが問題でした。この時期になると、本人もけっこう周りに合わせて「やらなきゃ」となってきていましたが、何分か勉強をしてから、そのあとにYoutubeを見て、という感じでした。一度見始めるととまらなく鳴るんですよね。
休憩時間にタイマーをかけるようにいっているのですが、タイマーを止めたことも忘れる感じで、注意すると「え、まだ鳴ってないよ」というような感じでした。この感じは直前期までほぼ変わらず、ときおりイラッとしましたが、怒ると時間のロスが大きいので、感情的に怒らないようには気をつけていました。
模試の成績が下がったときには、父親も母親も気落ちしましたが、本人がやる気だったので、そこも見せないようにこらえました。この記事は参考になりました。
6年生のこの時期に親が焦るのはわからなくもないのですが、4年生や5年生の親もけっこうぴりついている方が少なくありません。
たしかに5年になるとかなり宿題などが増えて、内容がもりもりになります。秋冬になっても成績があがらないと、かなり焦るのは事実です。組み分けテストの成績期に右往左往していましたから。
個人的には「子どものための味方学」という講座を受けていたので、だんだん無駄に怒ったりしないようになりました。精神的な安定のためにはかなりよかったです。
その経験をふまえて、ファシリテーターの方に「中学受験の味方学」というのをやっていただくように提案してやっていただけることになりました。これ、直前期の6年生にももちろん役立ちますが、どちらかというと4年や5年のときに受けてさらに6年でも継続して受けた方が、中学受験をうまく乗り越えられるような気がします。
「山神factory中学受験」にみる親子関係
あと、最近知った中学受験のYoutubeで「山神factory中学受験」というチャンネルがあります。これは2024年に受験するお子さんを父親が撮影しているYoutubeなんですが、顔出しでかなり赤裸々に成績も公開されています。
見ているこちらがヒリヒリするような感じです。第4回の合不合の成績が振るわなかったようですが、うちも昨年そんな感じだったので、去年の思いがよみがえってきました。
山神factory中学受験
うちも模試の成績が低迷していたので、あわてて追加で学校見学や入試説明会などにいったりしていました。
「山神factory中学受験」ではお父さんと子どもが成績について会話したりするんですが、お父さんはソフトな語り口でけっこう辛辣なことをいっています。「このままだと全落ちしちゃうねー」とか。お子さんは「そうだねー」などとわりと冷静に聞いていました。
親子で信頼関係があるからできる会話なんじゃないかと思いました。
この時期の合不合などの模試は、オールラウンドな問題での偏差値でしかないので、実際に入試で出る問題とは違うので絶対ではありません。逆に言えば、ここで80%とかでても安心できないのが怖いところではあります。
うちの子どもはわりと精神的に弱かったので「全落ちは絶対にないようにスケジューリングするから大丈夫」と言い続けていました。そのへんは家庭によりけりなんでしょうけど、こんなあけすけな会話はできませんでした。山神factory親子はぜひがんばってほしいです。